ヤ倍速220Mbpsのエリアに注意

   

ヤ倍速220Mbpsのエリアに注意

WiMAX2+では現在「ヤ倍速」と銘打って、高速通信をアピールしています。

方式としては、「CA(キャリアアグリゲーション)」を使ったものと「4×4 MIMO」を使ったものがありますが、この記事を書いている2015年6月現在ではすべての地域が対応しているわけではないので注意が必要です。

CAによる220Mbpsのエリア

CA(キャリアアグリゲーション)は簡単に言うと電波を束ねて高速通信を行う仕組みです。WiMAX2+の場合は110Mbpsを2本束ねて220Mbpsにしています。基地局の工事が必要で、WiMAX2+では栃木県から始めて、全国に展開しつつあります。

つまり、まだ全国対応していないんですね。最新の対応エリアは下記で確認することができます。

下り最大220Mbps対応エリア(随時更新)

地図ではなくて表なのでちょっと見にくいですね。現時点(2015年6月)では東京都下はまったく対応していませんね。

CAの高速通信に対応する機種はファーウェイ製のWX01です。この機種を契約して、今すぐ高速通信をしたい方は事前にエリアチェックしたほうがいいでしょう。

4×4 MIMOによる220Mbpsのエリア

もう一つの高速通信方式に4×4 MIMO方式があります。これは送信側4つ、受信側4つのアンテナを使って通信速度を速めるという方式です。通常に比べて4倍の速度で通信できることになります。

この4×4 MIMO方式は基本的に現在110Mbpsに対応している地域で使うことができます。

UQ WiMAX | サービスエリアの確認

ただし、一部地域を除くとありますので、こちらで確認した方がいいかもしれません。

4×4 MIMO方式にはNEC製のW01が対応しています。

なぜキャリアアグリゲーションと4×4 MIMOの2つの方式があるのか

キャリアアグリゲーションは高速通信の代表的な方式で、世界的にも標準的な方式です。今後も普及が進めば、アンテナなどのコストが下がってくることが期待できます。

一方、4×4 MIMO方式はWiMAX2+独自の方式で、実用化したのは世界で初めてだそうです。

では、なぜ2つを同時に展開するというコストもかかるし管理もめんどくさいことをわざわざやるのでしょうか。それにはWiMAXの今後の思惑が見え隠れします。

実はゆくゆくはキャリアアグリゲーションと4×4 MIMOを併用してさらに高速の440Mbpsを実現しようとしているらしいのです。そしてこれをお役所にアピールしてさらに電波の帯域を確保しようとしているらしいのです。

速くなることはいいことなのですが、現在の状態はちょっと混乱しますよね。WiMAX2+でヤ倍速を期待している方は、契約前に方式と端末の確認をしておくといいでしょう。

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