WiMAXのはじめ方

      2017/01/16

WiMAXのはじめ方

私(管理人)は光回線をやめて、WiMAXに切り替えてから4年が経ちます。

私はフリーランスの仕事をしていて、毎日インターネット回線を使っています。また、仕事以外でもスポーツの動画をオンデマンドで見たりと、結構なヘビーユーザーだと思います。

WiMAXを始めたきっかけは、引っ越しでした。勤めていた会社をやめてフリーランスになった時、収入が不安定になったので安アパートに引っ越しました。仕事でインターネットを使うので、光回線が良かったのですが、回線がなかったため工事をする必要がありました。しかし、工事費がかかるため、光回線は諦めてやむを得ずWiMAXを使い始めました。

WiMAXを使い始めた当初(WiMAX 2+になる前)は、速度にやや不満がありましたが、WiMAX 2+になって以降はとても快適になりました。3日3GBという通信容量制限はありますが、たとえ制限がかかってもまったく気になりません。というか私の場合は、最近では、ほぼ毎日制限がかかった状態になってしまっています。それでも特に不満は感じません。実際のところは制限がかかっているのかいないのかもまったく気づきません。先日も制限がかかった状態でスカパーオンデマンドのライブ中継をHD画質で見ていましたが、途切れることなく見れました。

私の例でもあるように、WiMAX 2+はメイン回線としても十分に使える回線だと思います。このページではWiMAX歴4年の経験を活かして、初めてWiMAXを契約するときのコツを説明したいと思います。

WiMAXとは?

WiMAXは正式にはモバイルWiMAXといい、国際的に定められた高速無線通信の規格です。2.5GHz帯を使用しており、広帯域で移動できる無線アクセスシステムです。

日本ではau子会社のUQコミュニケーションズ社が独占的に回線を運用・管理しています。また、その回線を借り受ける形式でいくつかのプロバイダがWiMAXを取り扱っています。メジャーなプロバイダとしては、「GMOとくとくBB」、「ソネット」、「ビッグローブ」、「ブロードワイマックス」などがあります。回線は同じなのですが、各社がそれぞれ価格面やサービスなどで競争を行っているので、ユーザーの利便性がどんどん良くなっています。

WiMAXのユーザー数

WiMAXのユーザー数は年々増加しています。WiMAX 2+が開始されて以降、利便性が高まったため、ユーザー数の伸びが加速しています。2015年の12月では約1600万件の契約者数があります。(最新の契約者数はこちら

あまり増えすぎても回線が混雑して使いにくくなりますが、通信設備の増強も急ピッチで行われているため、どんどん改善が図られています。

WiMAXのメリット・デメリット

WiMAXのメリット

  • 最大で220Mbpsの高速通信が可能(平均速度も速い)
  • 通信容量が無制限
  • どこへでも気軽に持ち運んで利用ができる(カフェや図書館、旅行や帰省先、出張、ゼミの合宿などでも使える)
  • 回線工事が不要(引越し時の手続きがとても簡単)
  • 安い(1GBあたりの通信量が激安)

WiMAXのデメリット

  • LTEに比べるとエリアが限られている(特に山間部)
  • LTEに比べると電波が届きにくい(室内の奥まった場所や地下街)
    →詳しくはWiMAXで圏外になりやすい場所という記事をご覧ください
  • 3日間の通信量が3GBを超えると速度制限がある(ただし制限時もYoutubeの標準動画が途切れることなく見れる3~5Mbpsは確保されるため普通に使う分には問題なし)
    →詳しくは3日3GBの速度制限が緩和されたのを実感した件という記事ご覧ください

WiMAXはこんな方におすすめ

  • 一人暮らしの方
  • インターネットを楽しみたいが通信費は節約したい方
  • スマホだけではなくパソコンも持っていて、勉強や仕事に使う方
  • 出張や外回りが多い社会人の方
  • カフェや図書館で仕事や勉強をしたい方
  • スマホで格安SIMを使っている方(格安SIMとWiMAXの組み合わせは超おすすめです)

おすすめしない方

  • Youtubeやニコ動などの動画を毎日数時間見たり、頻繁に動画をアップする方(超ヘビーユーザーの方、通信速度にこだわる方は固定回線の方が幸せだと思います)
  • 通信費用よりも通信速度・品質を優先する方
  • オンラインゲームをする方(固定回線に比べて応答性が悪い)
  • 山間部に住んでいる方(エリア外の可能性があるため要確認)
  • 大きなビルの陰や奥まった部屋に住んでいる方(電波が届きにくいので事前に確認したほうがいい)

WiMAXのはじめ方

WiMAXの始めるにあたって私(管理人)も行ったオススメの方法を順を追って説明します。

エリア内かどうか確認する

まず最初に行うのがWiMAXの公式サイトで使用予定の場所がエリア内かどうか確認します。ここではWiMAX 2+のエリアを確認します。

サービスエリア|UQ WiMAX

人口カバー率は90%を超えているので、市街地はほぼカバーされていると思います。ただし山の陰や山間部はエリア外の場合があります。残念ながらエリア外の場合は、今すぐの利用はあきらめた方がいいでしょう。少し時間がかかってもいいという方はエリアのリクエストをするといいでしょう。そして合わせてエリア通知メールを登録しておくと開通時にメールで連絡をもらうことができます。

トライWiMAXでつながるか・使えるか確認

エリア内であることを確かめたら、次におすすめするのが「トライWiMAX」を利用することです。WiMAXはレンタル端末を用意してくれていて、約2週間、無料でWiMAXをお試しすることができます。(親切ですね)

トライWiMAXは無料ですが、申し込み時にクレジットカードが必要となります。これは万が一、端末が返却されない場合にクレジットカードから端末代が引き落とすためです。言ってみればクレジットが保証金(預り金)の代わりになっています。期限までにに返却すれば何も引き落とされず、無料で使えるので安心してください。

学生さんなどで、クレジットカードを持っていない場合は、事情を説明してご両親の名義で借りてもらってもいいでしょう。

トライWiMAXではレンタルする機種を選べます。できれば、購入する機種と同じ方がいいですが、3月~5月の繁忙期は貸出中で空いていない場合があります。もし希望の機種が借りられない場合は、とりあえず電波状況が確認できればいいので、機種にはあまりこだわらなくてもいいかもしれません。

詳細はこちら→Try WiMAXレンタル

トライWiMAXで借りた端末を実際に使用する部屋で使ってみます。特に電波状況を確認します。市街地でも大きな建物の陰では入りにくい場合があります。また、ベランダは入るのに室内では入りにくいという場合もあります。実際の置き場所を想定して確認するといいでしょう(基本的には窓際をおすすめします)。

私の親戚の家は、とある県の県庁所在地にあってバリバリ圏内ですが、すぐ脇に5階建てのスーパーがあるので、WiMAXは入りません。その場所は携帯電話が圏内なのでWiMAXも大丈夫そうな気もしますが、実は携帯電話はプラチナバンドと呼ばれる、建物の陰も回り込む性質の電波を使っています。一方WiMAXが使っている電波はプラチナバンドに比べてまっすぐ進む特徴があるので、建物の陰や部屋の奥まった場所では入りにくい傾向にあります。このような場合もあるので、トライWiMAXで確認することをおすすめします。

なお、トライWiMAXの終了後に、UQ WiMAXから「本申し込みいかがですか?」という案内の電話がかかってきます。その場で即答する必要はなくレンタルのお礼と、まだ検討している旨を伝えておくといいでしょう。

クレジットカードの準備

WiMAXは支払い方法をクレジットカードにすると、割安になります。これはプロバイダ側の手間が軽減されて、未回収のリスクもなくなるからです。利用する側としてもクレジット支払にすると、手続きが簡単なのでおすすめです。

学生さんでまだクレジットカードを持っていない方は、この機会に作ってしまうといいでしょう。学生さんでもクレジットカードは作成できます。おすすめは「楽天カード」です。楽天カードは年会費無料で、申し込みをすると5,000ポイントがもらえます。そしてポイント還元率が1%と高くてお得です。ためたポイントは楽天市場で使用できます。また楽天Edyに変換すれば、コンビニでの買い物やファミレス、ファーストフードでの支払いにも使えます。

楽天カードの詳細はこちら→年会費無料!でお得な楽天カード

【参考リンク】
主婦(学生)の為、収入証明書がありませんが、どうすればいいですか? | 楽天カード:よくあるご質問
※学生さんの場合、キャッシング(お金を借りること)はできませんが、クレジットカード(支払いや買い物に利用)は申し込みが可能です

クレジットカードを作らない場合は、ご両親に相談して、ご両親の名義・クレジットで契約してもいいでしょう。WiMAXの契約は2年間なので、とりあえず2年間はご両親の名義で使用し、3年以降は自分の名義で再契約してもいいかもしれません。

いづれにせよ、クレジットカードでの契約をおすすめします。

プロバイダを選ぶ

「トライWiMAX」でWiMAXが使用できることを確認したら、次に行うのがプロバイダ選びです。

文章の冒頭にも書いたのですが、WiMAXはUQ コミュニケーションズという会社が回線を持っています。そして、その回線を各プロバイダに貸し出しています。各プロバイダは価格やサービスを競い合っているので、十分に比較して、自分にあったプロバイダを選ぶことをおすすめします。

品質やサービスはあまり変わらないので、価格面でプロバイダを選ぶ方が多いでしょう。しかし、各社ともキャッシュバックや初期費用無料などのサービスを行っていて、単純には比較できません。

月額費用は高くても、キャッシュバック金額が大きいため、総支払金額では安くなる会社もあります。各プロバイダについていちいち計算を行って比較するのは簡単ではありません。

そこで、プロバイダの比較表を作ってみました。私もそろそろ2年契約が切れるので自分のために作りましたが、他の方の参考になればと思って公開してあります。

各社のキャンペーンは時期によって異なります。常にキャンペーン内容をチェックして、比較表を更新していますので、ブックマークしておいて、契約の前に確認いただくのがおすすめです。

比較表はこちら→WiMAXプロバイダ比較表2017年版

端末を選ぶ

WiMAX端末の端末は機種が少ないのですが、通信方式が異なるなど、それぞれ特徴があります。

新機種と旧機種がありますが、WiMAXは基本的に2年契約で長く使うことになるので、できれば新機種をおすすめします。新機種について、比較表を作成しました。機種選びの参考にして頂ければと思います。

端末の比較表はこちら→WiMAX端末の比較表

申し込みを行う

プロバイダと端末が決まったら、申し込みを行います。

この時注意しなければいけないのが、キャンペーンが適用されるページから申し込むことです。検索エンジン経由でプロバイダのサイトに行って申し込みを行うと、キャンペーンの適用を受けられない場合があります。

当サイトのプロバイダ比較表にある「キャンペーンページ」のリンクからプロバイダのページに行って申し込みを行えば確実です。

プロバイダの比較表(キャンペーンページへリンク)はこちら→WiMAXプロバイダ比較表2016

キャッシュバックのスケジュールを確認する

申し込みを行い、端末が届いたら早速WiMAX通信を始めてみましょう。そしてそれと同時にキャッシュバックを受け取る予定がある場合は、その方法とスケジュールを確認しておくといいでしょう。

特に注意が必要なのが、「とくとくBB」と「ソネット」です。この2社はキャッシュバック金額が大きいのですが、その分、受け取りがややめんどうです。

両社とも、約1年後に申し込み時に発行される専用メールアドレスにお知らせが届きます。その専用メールアドレスに転送設定をして、よく使うメールアドレスに転送しておくといいでしょう。

この専用アドレスには他にも広告メールが届くことがあります。それらが迷惑メールに振り分けられると、大切なキャッシュバックのお知らせも迷惑メール扱いになってしまうので注意が必要です。

キャッシュバック受け取り時期については、手帳やカレンダーに記入して絶対に忘れないようにしておきましょう。

【参考リンク】
とくとくBBのキャッシュバックについて
ソネットのキャッシュバックについて

まとめ

WiMAXの検討から申し込みまでの流れをざっと書いてきましたがいかがでしたでしょうか。

プロバイダのキャンペーン情報は随時更新されています。それに合わせて当サイトの比較表の情報も更新しているので、契約の前に確認頂ければと思います。

WiMAXは安くて速いオススメのインターネット回線です。私(管理人)はWiMAXをメイン回線として使い始めて4年になりますが、今後もWiMAXを使っていこうと思います。

また新しい情報やお得な情報、WiMAXについてのネタなどを随時追加していきたいと思います。機会がありましたら、今後も当サイトを覗いて頂ければと思います。

長文ですが最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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