WX03とW03の比較

WiMAXの2年契約をするなら最新機種のWX03(NEC製)またはW03(ファーウェイ製)がおすすめです。WiMAX2+の場合、契約途中で機種変更ができませんのでなるべく新しい機種を選ぶのがおすすめです。(ちなみに機種変更をする場合は一旦解約して、再契約する必要があります)。

そこでこの最新型の2機種の比較表と選び方のポイントを作成しました。

WX03とW03の比較表

WX03(NEC) W03(ファーウェイ)
画像
メーカー NECプラットフォームズ ファーウェイ・ジャパン
利用出来る回線 WiMAX 2+ WiMAX 2+
au 4G LTE
通信モード ハイスピードモード ハイスピードモード
ハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)
下り最大通信速度 440Mbps 220Mbps
(LTE併用で370Mbps)
上り最大通信速度 30Mbps 10Mbps
通信方式 4×4 MINO
および
CA(キャリアアグリゲーション)

CA(キャリアアグリゲーション)のみ
無線LAN規格 IEEE 802.11 a/b/g/n/ac IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth ◯(Bluetooth ) ×
Wi-Fi連続通信時間 約7.3時間(ハイパフォーマンスモード)
約10.0時間(バランスモード)
約12.3時間(エコモード)
約9.5時間(ハイパフォーマンス設定)
約10.2時間(ノーマル設定)
約12.2時間(バッテリーセーブ設定)
Bluetooth連続通信時間 約9.0時間(ハイパフォーマンスモード)
約15.0時間(バランスモード)
約15.2時間(エコモード)
-
連続待受時間 休止状態:約1100時間(リモート有)
ウェイティング:約45時間
休止状態:約1040時間
クイックアクセスモード設定時:約45時間
最大接続台数 Wi-Fi : 10台 Wi-Fi : 10台
Bluetooth : 3台 Bluetooth : 不可
USB : 1台 USB : 1台
有線LAN接続 ◯(クレードル背面に有) ◯(クレードル背面に有)
バッテリー容量 2890mAh 3000mAh
バッテリー交換
サイズ(幅×奥行×高さ) W99×H62×D13.2mm W120×H62×D11.4mm
重量 約110g 約127g
ホワイトゴールド、ディープブルー オレンジ、ホワイト
メリット
  • 4×4 MINOとCA方式の両方に対応するため高速通信が可能
  • 上りもCA方式を採用し高速化しているため、webページの表示速度が向上する。
  • クレードルにWiMAXおよびWi-Fiのアンテナを内蔵しており、受信感度が高く、安定した通信が可能。
  • 小さくて軽いため持ち運びしやすい。
  • 万が一のバッテリー不調の際、交換が可能。
  • CA方式は電波を束ねて利用するため混雑の少ない地域・時間帯で特にスピードが出やすい。
  • au 4G LTE回線を使用できるためWiMAX圏外でも使用できる(ただし月額1,000円必要で7GB制限あり)。
  • au 4G LTE回線を併用すると最大で370Mbpsの高速通信が可能(ただし地域が限定的な上、別途月額1,000円が必要で7GB制限あり)
デメリット ハイパフォーマンスモードでの通話時間がやや短いため、外出先で高速通信をする機会が多い場合はやや不便。 バッテリー交換ができない。重い。
220Mbpsに対応していない地域 「4×4 MINO」および「CA」はいづれもまだ対応していない地域があります。対応地域は拡大しており、いづれ対応すると思いますが、それまでの間、非対応の地域では最大通信速度は従来の110Mbpsになります。
4×4 MINO最大220Mbpsにまだ対応しておらず最大110Mbpsの地域(PDF) CA最大220Mbpsにまだ対応しておらず最大110Mbpsの地域(PDF)
WX03(NEC) W03(ファーウェイ)

どちらを選べばよいのか

WX03とW03はそれぞれ特長がありますが、最も大きく異なる点は「利用できる回線」です。

ですので、端末を選ぶ際はこの1点のみを考慮すればいいと思います。

そればズバリ、

au LTE回線を使いたいのならW03、そうでないのならWX03が絶対オススメ

au LTE回線はWiMAXより電波が届きやすいので、WiMAXが圏外の時に使える回線です。山間部や地下街、カフェやレストランの奥まった席などでも使用できます。auのスマホが使えるところなら、使用可能となります。

管理人の実家は中部地区の田舎にあるのですが、以前はWiMAXの通信エリア外でした。そのため帰省した時はau LTE回線に切り替えて使っていました(おかげ様で現在はWiMAXエリア内となりました)。

このように、WiMAX通信エリア外での使用が想定される場合、au LTE回線が使用できるW03を選択するといいでしょう。ただし、au LTE回線を使用する場合、月額1,005円(税抜)の追加費用が必要です。また、7GBの通信制限があります。さらにau LTE回線を月に1度でも使うと、「au LTE+WiMAX」の合計通信容量は7GBに制限されてしまいます。

au LTEが必要ないならWX03が絶対におすすめ

au LTEを使わないという方にはWX03を強くおすすめします。その理由は3つあります。

【1】高速通信が可能

WX03は4×4 MINOとキャリアアグリゲーションの2つの高速化技術に対応しています。

4×4 MINOはビルや山などで反射した電波を集めて高速化する技術です。かなりざっくりした例えになりますが、水道管で言うと4本を集めて水の量を増やすというようなイメージです。

一方キャリアアグリゲーションは空いている電波帯域を束ねて高速化します。水道管に例えると1本の水道管を太くして水の量を増やすようなイメージです。

WX03はこの2つの高速化技術を両方使うことによって、最大で440Mbpsの高速化通信を実現しています。現在使用できる地域は東名阪(東京から大阪の太平洋側)に限られていますが、今後拡大する予定です。

ちなみにW03も最大で370Mbpsの通信が可能ですが、こちらはau LTE回線を同時に使用するという、ちょっと裏ワザ的な方法になります。このため約1,000円/月の追加費用がかかります。また、通信容量が7GBまでに制限されますので、あまり実用的ではありません。

【2】いざという時に電池交換ができる

WX03は裏フタを外すことができ、電池交換が可能です。WiMAXの契約は2年間で、この間は機種変更ができません。最近の充電池は性能が上がっているので、劣化する可能性は低いですが、万が一充電池の調子が悪い時は交換することが可能です。

W03は電池交換ができないため、万が一電池が劣化してしまった場合は、修理に出すか、一旦解約して再契約し、端末を新しくする必要があります。

【3】アンテナ付きクレードルが秀逸

WX03のクレードルは左右にアンテナを装備

WX03のクレードルは両側にアンテナが装備されています。これは、WiMAXの受信用とWi-Fiの送信用を兼ねています。別にこのアンテナがなくても通信はできますが、もしあればより安定した通信が可能になります。室内には家電製品などから出ている様々な電磁波が飛び交っています。これらの電磁波の影響を受けてWi-Fiの通信が切れたり、速度が落ちたりすることがあります。そんな時もこのアンテナ付きのクレードルがあれば、より安定した通信が可能になります。

クレードルがあれば、端末を置くだけで充電が可能です。外出先から帰ってきたらとりあえずクレードルに挿しておけば、次の日も満充電で出かけることができます。

自宅でスマホやテレビのリモコンをよく見失うという方にもクレードルはおすすめです。「帰ってきたらWiMAX端末をとりあえずクレードルに挿す」ということを習慣にしてしまえば、出かける時にWiMAX端末が見つからず慌てるなんてこともなくなります。

WX03を選ぶならクレードル付きが絶対おすすめです。

当サイトではクレードルをセットにした場合の比較表を作成しています。これは他サイトににはない当サイト独自のものと自負しています。プロバイダ選びのご参考ににどうぞ。

クレードルをセットにした場合の各プロバイダ比較表はこちら

【参考】
WX03の一世代前の「WX02」を「W03」と詳しく比較したページがあります。スピード測定などもしていますので、機種選びの参考になるかと思います。
「WX03」の旧機種「WX02」と「W03」を実際に使用して比較した記事

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公開日:
最終更新日:2016/12/05